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れしをそう。

嘘。そう全部、嘘。Twitter:@nisemonoko

難しいのは偽善者の扱い方だ。

昔、気持ち悪いほど狂ったように

‘私’を綴り続けた文章が招いた‘私’の話をしよう。

 

何年前かもう忘れてしまったが

まだ私が制服を着て、沢山のものに縛られている頃、 

 

‘誰かに私を知られたとすれば、その時だし’

 

と開き直って、殴り続けたブログがあった。

 

まあ、それは読めたもんじゃない程のひどい乱文だったろうけれど

私は誰かに認められよう。と必死で

1番人間らしかった時期だと思う。

少し、誇らしい時期でもある。

 

ある日、そのブログが誰かに見つかってしまい

もちろん、瞬く間に仲間に広まった。

 

彼らは、私の中の悪魔を「気持ち悪い」と罵倒した。

晒し上げて、これでもかというほど、本当の私を毛嫌いした。

 

ただ、その時に皆がした事は、とても自然な事で

それもそのはずだった。当たり前だった。

 

当時の私は、その場の空気を読み、意見を合わせる事で日々を喰っていて

皆と話をしながら、

「明日世界が滅びればいいのに」と願い続けていた。

私を取り巻くすべてが、見るものすべてが、大嫌いだった。

 

自分の意見を吐き出す事が、場を乱す事だとすれば

そんなのは吐き出す必要がない。と、

明日、皆から嫌われるのであれば、明後日に私は死んでしまう。と、変な先入観に侵されていて

合わせていく事だけが、唯一自分を生かしてあげる方法だった。

それ以外考えられなかった。

 

今なら、とても簡単に打破する方法は思い浮かぶのに

当時の私は、生きる事が不器用すぎたのだ。

可愛いくらいに。

 

「何を伝えようとしてるのか、さっぱり」

ある人は私にそういって

「こんな事ばかりを思って生きてるのしんどくない?」と問いかけた。

 

「全部、嘘だよ」

と、私はいつも通りの、慣れた嘘の笑顔で誤魔化したのだった。

 

と、まあここで、私のブログ事件はエンディングなのだが

 

ここから私は‘偽物’を可愛がる逃避手段を覚え、今の私へと繋がるのである。

 

 

この話を聞いて、可哀想な子。だと思った人は多いだろうけれど

それは全くの間違いだ。

 

なぜなら、その出来事から

それまで以上に、私は皆を見下して生きるようになったからで、

私の悪が立派に成長するキッカケになったからだ。

 

余談だが、私はこれまでの人生イジメられた事は

1度も無い。

理不尽に嫌われる事もほとんど無かった。

 

この出来事だって、皆の中での私が壊れていくのを、皆が嫌がってくれただけの話で

いつの時でも、皆は私をムードメーカーだと言ってくれたし、

私がいないとダメだから。と必要としてくれていた。

 

だからこそ、世界が滅びますように。と願っている私を信じたくなかったのだと思う。

 

ただ私はそれがプレッシャーだった。

嫌われないことが、嫌だった。

合わせていく自分が汚らわしかった。

 普通を装える事がどんなに邪魔くさくて、苦しいかを

皆から好かれている事で知らされるから。

 そういって

どんどんどんどんと、私は捻くれていった。

それがみんなも知ってる、今の私だ。

 

皆の中の私なんてどうでもよかったし

皆に愛してもらっている私なんて偽物だから

いつ壊しても問題なかったし、痛くも痒くもなかった。

が、まだ生きていきたかったので、守り続けていた。そんなくだらない事で、装い続けてしまった。

 

たぶん、あの時に自分を知ってもらう努力をすれば

今頃は楽しく、昔の仲間と笑っているのだろうけれど

別に、それも欲しくもない。

私はこうして誤ってきた出来事を、いらないから。と、後悔することもできない。

 

 

自分を知ってもらう事は、すごく恐ろしい事で

それは、嫌われる。からとかでは無く、

私自身を否定をされる。というのが1番怖い。

 

だから、あの日の出来事から

私は他人に自分を見せつける事は‘気持ち悪い’事だと認識して、今日まで間違えてきたのだと思う。

 

 

好きになった人にも、ずっとこうやって自分を隠して生きていこうとしたし

今関わってくれている君たちにさえも

私は隠し続けようとしたのだから

それはそれは相当厄介だ。

 

そして、1番末期なのが

自分自身にも、自分を隠してしまっていた事だった。

 

認めてもらおうとする事を辞め

認める事をも、辞めてしまってたのだ。

 

私は私自身を否定して、感情も欲望も抑え続け

拗れてしまった。

 

トラウマという言葉はあまり使いたくないけれど

そういったものに奪われてきてしまったのだ。

 大切な事も、大好きだったものも、人間らしい醜さも、脆さも

全部、少しづつ色んな所に隠し、忘れてきた。

 

だから今の私を、

つまらない。と笑ってくれ

空っぽ。だと呆れてくれ

偽善だ。と罵倒してくれ

嘘つき。だと否定し続けてくれ

 

もっと壊してくれても構わない。

 

私は私が見えない。

 

ただ、ほんのちょっとだけ何かを思い出せそうで

もどかしいんだ。

だから、もっと刺激してくれていい。

 

でも安易な方法で傷つけるのはよしてくれよ

馬鹿みたいに私は、また君たちを見下してしまう。

 

私の悪が、また私をおさえつけてくれるから

安易な何かで刺激するくらいなら

知らない振りする方が楽だと避けてくれた方がいい。もっと私を上手に扱って。

 

伝わる。ということは、悲しいことだ。

伝える。ということは、虚しいことだ。

 

決して、信じすぎるな。

私も君たちも、お互いを。