れしをそう。

嘘。そう全部、嘘。Twitter:@nisemonoko

涙味のコーヒー

報われなかったのか?

私は私に勝てなかったのか?

 

涙味のコーヒーは何故か懐かしかった

こぼれ落ちるのを必死に堪えた頃が確かにあったのを思い出す

 

「どうして私には何も無いの?」

必死に問いかけて、閉ざされた扉は何故がとても眩しかった

必死に追いかけて、落とされた闇は何故かとても暗くて寒かった

 

私が犯した罪、過去からの報いだと思った

 

ひとりぼっちじゃ暗い、寒い

 

逃げ出さない私を、初めて落としてくれた

悔しい、できないのが、何も無いのが、何も出来なかったのが悲しい

 

そして周り見渡したら

やっぱり私、ひとりぼっちだった

 

もう1度、もう1度、もう1度

信じたい

 

 

逃げ出さなかった私を褒めてあげる

お願い、まだ少しだけ光を照らしていて