透明に赤を混ぜていく その赤は、じんわりと時間をかけて染まっていき 真っ赤になった頃には、さっきまでの透明を思い出せなくなった。 「血みたい」 と一言呟いて、水面を指でなぞってみた とても痛々しくて、美しかった。 透明が恋しくなって 蛇口をひねっ…
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