生きようとする事は苦しいが、うれしいね。
鏡に写った腫れた目を見て、思い出す。
「私、きのう、苦しみながら生きようとしたんだった」
昨日、久しぶりに過呼吸になった。
苦しくて死ぬかと思った。
昔、満員電車で急に息ができなくなって、
途中で降りた見知らぬ駅でずっと下を向いてた。
そして自分の靴の先を睨みながら、
明日が来なければいいのに。って何度も願った時、以来だった。
私が人混みが嫌いなのは、魂が奪われてしまいそうだから。
スッと何かが抜き取られていくような感覚が嫌いだから。
私が必要以上に人と会うのを避けるのは、
無理してしまうから。強い人を演じようとしてしまうから。自分が奪われてしまうから。
そして、そんな理由たちが、昨日のような崩壊へと導く。
それでも人混みに行かないといけない時もあって
人と会わないといけない時だってある。
だからといって、それを避けて通りたいとも思わない。
できるなら、人混みに、行きたいし、人とも会いたい。って思う。
だから私はいつも、自分の存在のヘタクソさを惨めに思う。憎いなって思う。
わたしはいつの時でも生きようとする。
過呼吸になっても、必死で息をしようとするから
そう、生きようとするから、苦しくて涙が出る。
次の日の腫れた目が私に
「ちゃんと生きたね」と言って私を睨んだ。
「絶対、今回は逃げてあげない」
と私は言い返して、いつもより念入りに顔を洗った。
こうなる時は、向き合っている時だから
必死に立とうとしている時だから
生きる事にメラメラと何かを燃やしている時だから
私は、ちゃんと進んでいる。
過呼吸になった時
「また戻ってきてくれてありがとう」と
はじめて自分を責めなかった。
私は、すごく前向きなんだ。
このブログをはじめてから
確かに何かが変わってる。
確かに戻ってる。
またちゃんと話せるようになったら、聞いてね。