安易を使いこなせ。
制限は、たった140文字。
そこでどうやって自分を表現してきたのだろう。
安易。
既読。
そのマークをいつから当たり前に受け止め、切なくなっていたのだろう。
安易。
空っぽさ、未熟さ、浅薄さ
安易な中に潜む、不信感、嫌悪感。
突如襲いかかる、破壊衝動。
もっと確かめ合える手段は沢山あるはずで
もっと伝える方法は沢山あるはず
なのに
どうしてもっと、貪欲になれないんだろう。知ろうとできないんだろう。
流されていくのだろう。
だからといって
順応性の無い人にはなりたくない。
知らない大人にはなりたくない。
ちゃんと熟していたい。覚えていきたい。
大切なのは、安易さに身を委ねすぎないことで
安易さに甘える自分に怒りを覚えることで
安易さの中でも抱き続けることだ。
誰かの真似をして喜ぶ大人。
安易さに身を委ね、我を見返らない、協調性に欠けた大人。
人から貰った大切な言葉たちを粗末にする大人。
信じすぎる大人。
このような
安易さという、ぬるま湯に浸かり、ドシンと構え動こうとしない大人にだけはなりたくない。
きちんとそれらを睨みつけていたい。
幻想的だともいえる、美しいものの裏側を私は睨んでいたい。
決してそのものは与えてない。
勝手に与えられたように思い込んでいるだけだ。
私の日常に散らばった安易たちを上手に使いこなせる人に私はなりたいと思うのであった。